宗建寺(そうけんじ)は青梅駅から徒歩約7分の市街地、
延命寺 のすぐ南側にある(約50m)。
本尊に青梅七福神の一つ毘沙門天が祀られている。
臨済宗の寺で、山号は仙桃山。
ここには中里介山の長編小説『大菩薩峠』で知られている裏宿七兵衛の墓がある。
『大菩薩峠』は小説を読み、映画でも机龍之介を片岡知恵蔵、市川雷蔵が演じたのを見ているので、お墓を見るとなんとなしに懐かしい。
なお青梅出身の江戸時代の学者、根岸典則(ねぎし つねのり)の墓もある。
宗建寺 青梅市千ヶ瀬町
本堂の扁額
山門と鐘楼 宗建寺
本堂 宗建寺
本堂のガラス戸を開けると、この毘沙門天が祭られている。(戸は開けてよいと書かれた案内板がある。)
毘沙門天(本堂) 宗建寺
池のほとりに弁天堂が建っていますが、弁天堂の手前左にある庚申石塔。
庚申石塔 宗建寺
マキ マキ科マキ属
山門の正面、本堂の斜め前にあるマキ。
マキ 宗建寺
小説『大菩薩峠』では義賊として描かれていますが、元文7年(1739)に七兵衛なるものを首領とする盗賊団が捕えられ、処刑された記録が見つかり、実在していたことが分かったそうです。
裏宿七兵衛の墓所 宗建寺