青梅市の多摩川沿いにある
釜の淵公園で見た野草。
コンロンソウ(崑崙草) アブラナ科
林の中の傾斜地にわずかだがたえず水が流れているよなところに生えている。
中国の崑崙山の雪にたとえて名が付いたといわれているが、本来の由来は不明とのこと。
コンロンソウ 青梅市釜の淵公園
セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草) キンポウゲ科
この花はよく見るのだが名前が分からなかった。
今日図鑑で知ったのだが、名前の由来を知ると覚えやすい名前です。
葉がセリに似ているので芹葉、横向きに咲く花の形をツバメの飛ぶ姿にたとえて飛燕。
中国から明治時代に渡来したそうです。
セリバヒエンソウ 青梅市釜の淵公園
[追記] 山と渓谷社「山渓名前図鑑 野草の名前 春」の高橋勝雄によると
「コンロンソウという名前は“崑崙草”と書く。一般的には、花が白いことを崑崙山脈の雪に見立てて、このコンロンソウの名前があるといわれている。
私はこれを否定したい。この“崑崙”という言葉は、崑崙国からきていると思う。江戸時代の書物にも登場する崑崙国は、南シナ海の伝説上の島国である。その島には褐色の肌色をした崑崙坊が住むと伝えられている。
白い花を崑崙山脈の雪にたとえる見立て方は、白い花が多いだけに、あまりにも漠然としている。コンロンソウの花は白いのだが、実になると、黒っぽい茶色になる。崑崙坊に似るその実の色に注目して、“コンロンソウ”と名付けたと考える。」
とありました。 2006.5.15