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山中問答

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「牧野植物図鑑の謎」に思う
牧野富太郎に関しては名前と、本屋か図書館で牧野の名が付いた植物図鑑(「牧野日本植物図鑑」)を見たことがあるぐらいで、あとは漠然と著名な植物学者ぐらいのイメージしかもっていません。
そのようなしだいで牧野富太郎に関する本は読んだことはありませんが、ブログで野草の記事を載せていることによるのでしょう、図書館で本「牧野植物図鑑の謎」が目にとまり読む気になりました。
その中で特に興味を引いたのは第二章の「第二の謎 植物図鑑は牧野富太郎の発明品か」です。
(その謎は「18日の記事」 の記事に通じるように思うのですが・・・・・・?)
第二の謎で提起する疑問点は
「 慄厂鄂∧図鑑』の前身である『植物図鑑』で、「図鑑」という言葉が初めて使われた。
△修痢愎∧図鑑』は、いわゆる「図鑑形式レイアウト」を初めて採用した。
その『植物図鑑』の初版が発行されたのは明治40年(1907年)である。
い修痢愎∧図鑑』の著者は牧野だから「植物図鑑は牧野博士の発明品」である。
しかしながら私が古い植物図鑑に興味をもち、いろいろな資料を調べてみると、この4点に集約される「植物図鑑は牧野博士の発明品」という考え方は、疑問だらけであることに気がついた。」
である。
そして「『植物図鑑』の初版発行は明治40年か」の項では九種類の「牧野富太郎年譜」に当たって確認するのだが、『植物図鑑』以外の件で(a)〜(e)と内容を記して、共通の誤記または欠落があると書き
「このような共通の誤記または欠落は偶然の一致では説明できない。ということは、これらの年譜を掲載した編集者は、失礼ながら、牧野の著者を現物で検討することなく、先行する年譜を無批判に引用または孫引きしたといわざるを得ない。・・・・・・・・・元になった年譜が何かの勘違いで、『植物図鑑』の発行年代を明治40年と誤記すると、すべての年譜が右にならえとなってしまったのではないか。」
そして「肥大化した偉人伝説」の項で
「というわけで、私は「植物図鑑は牧野博士の発明品」という説は、牧野を敬愛する人びとの善意から生まれたものだと思っている。しかし歴史的なことは、事実は事実としておく必要がある。「植物図鑑は牧野博士の発明品」というのは、偉人伝説に類するのである。」
と書いています。
著者の説が正しいのかは分かりませんが、指摘されているようなことは他の分野でもあるのではないでしょうか。

本平凡社新書「牧野植物図鑑の謎」著者 俵浩三 発行所 株式会社平凡社


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