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山中問答

東京の青梅市よりローカルなブログ
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「誓いの休暇」を見る
入間市博物館で三日間(12〜14日)行なわれた「むかし映画マラソン」で上映された9本の中の一つ「誓いの休暇」を見る。
入間市博物館
   入間市博物館   埼玉県入間市

「誓いの休暇」は1959年制作のソ連映画、カンヌ国際映画祭などで賞をとっている作品です。
内容は通信兵の主人公アリョーシャは戦場で敵戦車に追いつめられ、偶然みつかった対戦車砲を手にして、必死に放った弾丸が戦車に命中したのである。思いがけず功績を上げ、その報賞として特別に六日間の休暇をもらう。
必ず期日内には部隊に戻らなければならない(だから「誓いの休暇」?)。
彼はその休暇で故郷の母に会いに帰るのですが、旅の途中で様々な人に出会います。
そして乗り継いだ軍用貨物列車のなかで、アリョーシャは少女シューラと出会い、列車の中で二人は心を通わせていくのだが、アリョーシャは戦争の犠牲になってしまう・・・・・・・・・・・。
映画を見ての感想は、戦争が平凡な幸せを破壊し、悲惨と不幸をもたらすことを改めて認識させられます。
そして初恋映画でもありました。
「むかし映画マラソン」では、そのほか「グランドホテル」「戦艦ポチョムキン」「荒武者キートン」などを見ました。

JUGEMテーマ:映画

| rihaku | 映画 | 20:08 | comments(0) | - |
「トンマッコルへようこそ」 韓国映画を見る
映画 「トンマッコルへようこそ」を見る。
トンマッコルという架空の村が舞台。
村の名には「子どものように純粋」との意味があるそうです。
朝鮮戦争が続く中、戦争をしてることを知らないその村に偵察機で墜落した米人パイロット1人、別々に道をさまよっているところを村人に連れてこられた韓国軍兵士2人、それに敵対する北の人民軍兵士3人が村で出会う。
出会ったときはどちらが先に武器の引き金を引くかの関係であり、そのような状況のなか無邪気な少女が手榴弾のピンを抜いてしまい、投げ込まれた食糧貯蔵倉庫を爆発させてしまう。
しかし無邪気な少女や武器というものをはじめて見るようなトンマッコルの村民に助けられ、食糧貯蔵庫を爆発させてしまった償いをしようと村民と畑仕事をして過ごす。
そのような生活を続けていくうちに6人は打ち解けていく。
そして連合軍の爆撃から村を守るために兵士たちが動くのである。
2時間以上の作品だが時間を感じさせないほのぼのとした作品。(戦闘シーンは強烈ですが。)
久しぶりに映画館で見ましたが、当然のことながら映画は映画館で見るのがよい。
2005年度韓国で最もヒットした作品だそうですが、6人の兵士を同じ人間として描いているこの作品が今の日本では大ヒットとはいかないまでもヒットしているのだろうか。

この映画を見て連想するのは中国の詩人・陶淵明(365年 - 427年)の著した散文『桃花源記』の桃源郷です。
桃源郷すなわちトンマッコルです。
| rihaku | 映画 | 22:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
映画「五辮の椿」
先日放映された「五辮の椿」を録画で見る。
監督野村芳太郎、原作山本周五郎、主演岩下志麻、1964年制作。 見る
病気の夫を裏切り不義を重ねる母を憎み、父が死んだ後に復しゅうに燃える娘おしのは母、その後不貞の相手の男を次々に殺害をしていく娘(父の子ではないことを知る)の悲しい運命を描く。
娘が殺害を重ねていくのには「世の中にご定法では罰せられず、人間として許せない罪があると存じます。その罪で母ともども償わなければいけない。」との思いが動機になっている。自首してきた娘の捜査に当たる与力がいだく疑問は「罪状がご定法の定めにないような場合はどんな考え方で判決を出されるのでしょう。」ということだ。
サスペンス映画で面白いが、きれいな岩下志麻が演ずる娘おしのが復しゅうのために男を誘惑するときの変身が少しばかり違和感をいだく。
| rihaku | 映画 | 19:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
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